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2019-02-19

【日本の製造業・生産管理の立て直しの課題と改革の方向性】 第十一回 原価管理と一体化した生産マネジメントの構築

Bpicsコラム公開です。

【日本の製造業・生産管理の立て直しの課題と改革の方向性】 第十一回 原価管理と一体化した生産マネジメントの構築

●原価管理の基本:原価計算とは何か?

生産管理の管理対象として、4Mがよく言われます。4MはMan(ヒト)、Machine(設備)、Material(モノ:資材)、Money(マネー:お金)で、原価管理は「カネの流れ」を数値化して管理するものです。原価の計算が原価計算です。原価計算は、様々な原価(コストとも呼ばれる)を集計した結果です。
原価には二つの見方があります。ひとつは販売原価です。販売原価は販売費+一般管理費+製造原価で構成されます。もうひとつが製造原価です。製造原価はモノづくりに関わるあらゆる費用項目が集計されたもので、主に材料費、労務費、経費が構成要素となっています。材料費とは、生産の使われる原材料、部品、資材の費用、労務費は工場で働く人の人件費、経費は設備費や管理費、その他の費目です。生産管理における原価計算は、製造原価に焦点を当てています。
原価管理は、原価計算結果をただ集計して眺めて終わりではありません。生産管理では計画と実行があってチェックする、というPDCAサイクルがあります。このプランとチェックを担うのが原価管理です。
最初に金額ベースの予算(計画)が立案されます。その後生産が行われます。そして原価計算では、・・・・

 

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