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2019-01-26

日本の製造業・生産管理の立て直しの課題と改革の方向性】 第十回 IoTを活用したフィードバック先の分離

日本の製造業・生産管理の立て直しの課題と改革の方向性】

第十回 IoTを活用したフィードバック先の分離

 

●IoTとは何か

IoTはInternet of Thingsの略で、「モノのインターネット化」といった訳が一般化しています。よくわからない日本語訳ですが、要するに今まで電子データの元ネタ(ソース)がどちらかというと人的に作りだされていたところを、センサーや設備などから直接取れるようにして、モノに付随するデータをインターネット上で活用できるようにする、ということです。
インターネットという言葉が使われていますが、なにもインターネットにこだわる必要はないのです。クローズなデータとして企業クラウドにデータを蓄積し、使えるようにすることも含まれます。インターネットの技術を活用し、プライベートクラウド上でモノに関わるデータを使えるようにすることができる、というコンセプトです。
製造業でさかんに言われているIndustry4.0などは、このコンセプトを言っているといってもかまわないでしょう。マシン同士をつないで相互制御させる、センサーからデータをとって適切なアクションをITアプリケーションを介してさせる。基幹システムから正しい指示を設備制御盤まで落とし、人手は介さずに制御させるなどのことが可能になる、との触れ込みです。
実際、今多くの製造業では、「IoTを活用せよ」という曖昧な大号令が経営陣からかかり、ムダな活動をしています。流行や誰かが作ったセールストークに飛びついて、ツールベースやコンセプトベースで物事を進めては失敗するという、いつもの悪い癖が出ています。
現在でも、IoTだけでなく、ビッグデータ、AIで多くの企業が踊っていますが、まともな成果を生む会社は少ないことでしょう。

そもそもIoTを唱える前に、マネジメントしたい対象や方法があって、その支援の道具としてIoTがあるのです。やりたいことが不明確で、道具だけの話をすると、本末転倒な活動になってしまいます。

続きは、以下から

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