サステナビリティ・コンサルティング創業20周年
(株)サステナビリティ・コンサルティングは2025年9月で創業20年を迎えました。皆様のおかげで、末広がりの拡大を続け、今もコンサルティングの仕事を継続しています。
この20年で、たくさんの会社のSCM、ERPの構想、導入、さらに業務改革や戦略構想立案、教育を支援してまいりました。
SCMや生産管理は、時代は変われど基本は変わらない点も多くあります。一方テクノロジーの進展で変革に拍車もかかっています。
私の懸念は、製造業の知見が落ちてきていること。特に、マネージャー以上、経営陣まで、製造業の特性がわからなくなっていると感じることです。これは、私が年を取って気になるようになった昔からあることなのか、それとも昨今のことなのか、分からないのですが、基本的な製造業としての知見の欠如を強く感じるのです。
もちろん、突飛な意見から「瓢箪から駒」もあるでしょうし、常識にとらわれていてはいけないとの風潮もあります。しかし、需要を読み、売る意思を固め、事前に計画的にヒトモノカネを準備し、モノが動き、作られ、運ばれる過程の基本は変わっていないのです。時間軸で物事を考え、複数の要素を多次元で考える力が製造業には必要なのです。その能力の欠落に懸念を覚えるのです。
できれば、日本は発展し、経済を維持し、イノベーションを生んで欲しいのです。子どもたちの未来にも、日本は輝く国であって欲しいのです。
もっと謙虚に、そして大胆に、人を大切にし、長期的な目線で投資し、リスクをはかり、意思決定をして、回収していく視点はSCMでも、生産管理でも、自分のビジネスでも同じだと思います。
若い時に見た、キラキラした製造業、技術者、管理者、作業者を取り戻し、日本の製造業や企業が素晴らしい復活を遂げるよう、私も尽力します。是非、力を合わせて、世の中に価値を提供していきましょう。今後とも、ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。
2025年9月5日 石川和幸









