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2025-01-02

2025 年頭所感&今秋創業20周年

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さて、2025年となりました。サプライチェーンも不透明度が増し、リスクが高くなりました。また、IT業界、コンサル業界、製造業の各部分で人材が不足し、なかなか日本企業も厳しい状況に直面しつつあります。とはいえ、企業は改革を実践していかねばならず、といった状況です。

昨年からの私のプロジェクト方針は、

①ERPなど基幹システム業務は、非競争力業務として、シンプルに標準導入とする(たとえば、Public Cloud標準そのままで導入し、アドオンしない)

②競争領域や付加価値業務はきちんとモデル化し、エンドトゥーエンドで設計(SCM領域は、まさにこの領域。競争力強化を実装)

③MESやSFAも標準を使い、業務プロセスにて付加価値をつけていく(ここはまだまだ改善・改革とIT化の余地が大きいのが実情)

といった取り組みをしています。今年もこの方針は踏襲しつつ、組織横断でのプロセス設計、システムアーキの設計をしていきます。

しかし、返す返す日本企業は組織分断が深刻化している。この数年の”タコつぼ化=サイロ化”はひどく、個別最適による全体崩壊の姿を見るにつけ、嫌いな言葉だった”全体最適”のような言葉が使いたくなるところです。

それから、どうも不思議なのが、企業人の多くが、自社や自社製品、また、社員を愛していない、誇りを持っていないように感じて仕方がないと感ずるところ。自分の仕事に誇りを持ち、自社の製品を愛し、社員を愛している企業は強いと思いますし、そうした会社は伸びていくように見えます。そういう企業を支援しているときは、楽しいものです。

ところで、弊社サステナビリティ・コンサルティングは今年秋、創業20年を迎えます。 過去の支援をした企業、今も支援している企業、これから出会う企業、
自分の仕事に誇りを持ち、製品を愛し、社員を愛していく企業とともに、企業の永続性を支援すべく、まだまだ頑張ります。是非、皆様のお力添えをいただき、日本の企業の永続性と日本国の繫栄と永続性に貢献し、世界に貢献していきたいと思います。よろしくお願いします。

2025年1月 石川和幸

水戸東照宮200年祭 行列の絵図の一部。奈良屋町。
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